- たより
- I
たより【便り】〔「頼り」と同源〕(消息などを)知らせてくること。 また, そのもの。 音信。 手紙。II
「お~本当にありがとうございます」「その後なんの~もない」「風の~」
たより【頼り】〔動詞「頼る」の連用形から〕(1)たのみとする物や人。「夫を~にする」「地図一枚だけを~に山を登る」
(2)てづる。 つて。 縁故。「~を求めて就職する」
(3)手がかり。 きっかけ。 契機。「真成(マコト)の小説稗史となるべき道をひらかん~となるべし/小説神髄(逍遥)」
(4)手段。 方便。「あふべき~もなければ/浮世草子・五人女 4」
(5)便利。 便宜。「~よき小嶋に姫宮を預け置/浄瑠璃・国性爺合戦」
(6)都合のよい時。 ついで。 幸便。「をとこなま宮づかへしければ, それを~にて/伊勢 87」
(7)つながり。 関連。「簀子・透垣の~をかしく/徒然 10」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.